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13歳 女性「口もとを治してほしい」 17か月(上下顎前突症)
13歳の 女性です。
「 口もと を治してほしい 」との事で親御さんと来院されました。
前歯が少し出ているようにも見えますが、歯ならびは 悪くなさそうですね。
ところが、横から見ると
前歯が かなり出ています。 ”出っ歯” の状態です。
上の歯は前に傾斜して、顎の骨ごと前に傾斜しています。
なぜでしょう?
今回の場合、原因は2つ考えられます。
1つ目は、幼少期の ”指しゃぶり” (指吸い)によるもの
2つ目は、歯の1本、1本が大き過ぎるため、前に押し出されて 歯ならびが、前後に長くなっていること。
通常よりかなり歯ならびが 前後に長いです。
この影響で ”出っ歯” になっていています。
このため、口もとが出ていて、あごが 無いように見えます。
かなり、口が閉じにくいそうです。厳密にいうと口が閉じきれていません。
レントゲン写真を見てみると、
上の歯が それぞれ前方に大きく傾斜して、前に押し出されています。
E-ラインからも上下口唇が出てしまっています。
横顔を見てみると、
上下の口唇が 突出しています。歯によって唇が押し出されている影響です。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
あごが 無い状態です。
上下の口唇が前に飛び出しているため、鼻が低く見えてしまいます。
典型的な ”口ゴボ” の状態ですね。
ご本人はもちろん、親御さんも「口もとがどうしてこういった状態になってしまったのか? 治るのか?」など心配されていました。
正面から見た時の、口もとの出っ張り感も気になります。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
力を入れないと、口が閉じきれません。 いつも歯が見えています。
力を入れて口を閉じているため、下あごにシワ(緊張感)が目立ってしまいます。
前歯の傾きが 大きいため、口もと(鼻の下、下唇)が出っ張っています。
「口もとを下げたい、”口ゴボ”を 直してほしい」との事でした。
前歯の 傾きによって、”出っ歯” になっています。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
口もとも気になるし、前歯の 傾きも 気になって 歯を見せて笑いにくいとの事です。
写真よりも実際は前歯が出ている感じがあり、ご本人も親御さんも気になるそうです。
「”出っ歯”も治してほしい」との事です。
叢生を伴う 上下顎前突症です
”口ゴボ”と、”出っ歯”を治すために上下顎左右の小臼歯抜歯を行い、前歯を後方に移動させました。
2021年の7月30日にスタートして 、2022年の11月29日に 終 了 しました。
治療期間は17か月でした。
抜歯を行ったことで、前歯が下がり、上顎の前後的な距離が適正になりました。
同じように 下あごも、抜歯の空隙に歯を移動することにより前後的な距離が短くなり、適正な長さになりました。
上下の顎が適正な長さになった、この効果で上下の前歯が下がりました。
治療前後で前歯の傾斜がかなり改善しました。
レントゲン写真で確認しても上下の前歯は 大きく下がり、
前に飛び出していた上下の前歯の傾きが正常化しました。
上下の口唇もかなり下がりました。
口もとの飛び出した感じもなくなり、鼻の下、下唇の形が整いました。
歯ならび が変化したことで、口唇が大きく変化しました。
上下の口唇が大きく下がり、あごのラインが綺麗になりました。(あごが できました。)
口もと の出っ張り感が 解消され、自然に お口が閉じられるように なりました。
口もとが上下ともに下がった効果で、鼻が高くなったかのように見えますね。(鼻の高さは変わりません)
”おとがい”の緊張感も解消し、口もとの ”もっさり感” が解消しました。
自然に口が閉じられるようになり、
口もと(鼻の下、下唇)の出っ張っている感じが解消しました。
口もとが 下がり、スッキリとした印象のお顔になりました。
ご本人も満足されていましたが、親御さんは大変に喜ばれました。
素敵な笑顔になりました! (#^.^#) 自信をもって思いっ切り笑ってください。
ありがたいことです。
13歳 女性 叢生を伴う 上下顎前突症 治療期間17か月 唇側矯正装置(ホワイトワイヤー)を使用した上下顎第一小臼歯抜歯治療 参考治療費 約67万円(消費税込み73万円) (精密検査から終了まで) 矯正治療に伴う副作用の歯肉退縮、知覚過敏、失活、歯根吸収などは認められませんでした。
投稿日 : 2023年04月10日(月)
カテゴリー : 矯正治療あれこれ
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