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19歳 女性 { 過去の矯正の 再治療 }「口もとを 下げたい」

19歳の 女性です
「口もとを 下げたい」との事で来院されました。

お話を 伺うと
この患者さんは 過去に矯正治療を受けたとがあるとの事でした。

今回、過去の矯正治療の やり直し(再治療)を希望されて来院されました。

元々の 歯ならびの状態は ”八重歯”だったそうで、
6年前に 他の医療機関で ”八重歯” を治したそうです。

一見すると 歯はきれいに 並んでいて 問題なさそう見えますが・・・

本来は 抜歯治療(永久歯を抜く)が必要な患者さんです。

抜歯が必要な 患者さんに 無理やり 「抜かない矯正」を行ってしまったために

スペース不足になり、前に押し出されるように 歯がならんでいます

上下の 前歯がそれぞれ 出っ歯の状態で 前に出てしまっています。

横顔を見てみても、上下の口唇が出てしまっています。

(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)

正面から見ても、上下の口唇が分厚く見え、 尖っているため
不機嫌そうに見えてしまいます。

(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)

全体的に ”もっさり”とした口もとです。

この「口もとを下げたい」というのがご本人の希望です。

再治療に踏み切るか ずいぶんと 悩まれていたそうです。

本来は 矯正治療は 一生に一度の ものです。

以前の治療前に きちんと分析をして、「永久歯を抜く」矯正治療を行っていれば、
このような状況、患者さんの悩みは避けられていたはずです。

問題点は他にもあります。
「抜かない矯正」で上下ともに広げ過ぎたために(ムリに広げて歯を並べることになります)

上下の歯ならびの幅が 広過ぎです。

とくに 下顎は極端に広く 上顎との関係が逆になり、噛み合わせとして 成立していません。

この状態では きちんとは 咬めないでしょう。

矯正治療の 抜歯(永久歯を抜く)、 非抜歯「抜かない矯正」は

きちんとした分析の下で決定しなければなりません。

「抜かない矯正」 というのは非常にキャッチーですし、
魅力的に映ってしまいがちですね~

しかしながら、適応症例を 間違うと こうなってしまう訳です。

本題にもどります。
口唇状態、側方の噛み合わせを考慮して


上下左右の 永久歯を抜歯して治療を行いました。

2018年の11月26日にスタートして 2020年の 5月29日に 終 了しました

治療期間は 19か月でした。

抜歯により、上下の顎は適正な形、長さになり、

下顎も適正な 幅、長さになりました。

 

これにより 上下の噛み合わせは 適正な関係になりました

上下の前歯は 大きく下がりました。

治療終了後の 横顔のレントゲン写真です。

この結果、上下の口唇状態はずいぶんと改善されました。

口もとの印象が”スッキリ”として、雰囲気が良くなりましたね。

素敵な笑顔になりました! (#^.^#)

ありがたいことです。

19歳 女性 クロスバイトを伴う 上下顎前突症 治療期間19か月 唇側矯正装置(ホワイトワイヤー)を使用した上下顎第一小臼歯抜歯治療 参考治療費 約67万円 (精密検査から終了まで) 矯正治療に伴う副作用の歯肉退縮、知覚過敏、失活、歯根吸収などは認められませんでした。


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